オンショアおよびオフショアの風力発電所を支える絶対的な信頼性
現代の風力発電設備は 20 年前の設備と比較して約 20 倍の電流を生み出し、しかも同時にコスト削減を実現しています。しかし風力発電所は大きな投資であり、高い稼働率が求められます。これに応えるには、すべてのコンポーネンツが極めて高い信頼性で、確実に機能する必要があります。
Balluff は何年も前から大手メーカーと緊密に協力して研究開発を行っており、特にオンショアおよびオフショアの風力発電所における風力エネルギーへの特定の要望に合わせて、お客様がまさに必要とするセンサ、測定システム、ソリューションを提供します。
風力発電設備において最大の効率を達成するには、風に対してゴンドラを追尾させる必要があります。Balluff の近接センサ BES は、方位調整のスプロケットのところで直接位置を検出し、ゴンドラが確実に最適な位置にくるようにします。
Balluff の堅牢なセンサは、ロータリーエンコーダを使用する標準のソリューションを費用をかけずに冗長補完するのに最適です。なぜなら、ロータリーエンコーダとは対照的に、Balluff のセンサは特殊なメカニズムと共に取り付ける必要がないからです。
Balluff の磁歪式リニアスケール BTL は、風力発電設備の油圧シリンダで使用するために特別に開発されたものです。ピッチ調整により、ロータブレード角度を風の強さに応じて正確に調整することができます。そのため、この Balluff のリニアスケールは発電量と設備の信頼性を最大限に高めます。
アンバランスと風荷重は、風力タービンのベアリングと駆動系の寿命を縮めます。Balluff の誘導型距離センサ BAW は、危険な場所でも空気隙と許容値が維持されるように監視します。Balluff のセンサによって負荷が軽減され、寿命が最大限に延長されます。
Balluff の近接センサ BES は、風力発電設備でロータ回転数を検出します。極めて信頼性が高く、–40°C までの温度で使用できます。ロッキングプレート上で調整されている 2 個の近接センサで、十分にロータの回転数と回転方向を検知できます。それにより、Balluff のセンサは設備を過回転から確実に守ります。
Balluff の磁気リニア/ロータリーエンコーダシステム BML は、低速回転の場合でも、ロータの速度を非常に正確に検出します。この磁気テープ式測定システムは、メインシャフトに簡単に取り付けられます。このシステムは回転方向を検知するだけでなく、基準点を使ってロータの正しいロッキング位置も検出します。すべて非接触で行われるため、摩耗劣化が生じません。
ジェネレータの回転数は、設備の制御にとって重要なパラメータです。Balluff の磁気リニア/ロータリーエンコーダシステム BML は、マグネットリングの極を非接触で読み取り、ジェネレータ回転数を確実に監視します。これらのセンサは、直径の大きいシャフトでも、さまざまなリング径を利用したり、テープソリューションとして利用したりすることで、柔軟に使用できます。最高の堅牢性と精度により、電源網における最適な制御品質を保証します。
メンテナンスを行うには、風力発電設備が停止していて、風がロータブレードに当たらないという条件があります。Balluff の近接センサ BHS は、その際にロッキングシリンダのピストン位置とピッチシステムの終端位置を確実に特定します。耐圧センサの、ソフトストップ用のアナログバージョンもご用意しています。
強い突風や暴風、あるいは風力発電設備の始動時、タワーに大きな力がかかります。Balluff の傾斜センサ BSI は、タワーの傾斜角度をアブソリュート方式で確実に測定します。それにより、限界値の超過を回避し、設備の負荷を軽減できます。
風力発電設備では、さまざまな位置にディスクブレーキが取り付けられています。Balluff の誘導型距離センサ BAW は、これらのブレーキディスクを継続的かつ最高の精度で監視します。また、ブレーキパッドの交換が必要な場合には、適切なタイミングで警告します。それによりメンテナンスが簡素化され、設備の寿命が長くなります。
クーリングシステム、ギヤシステム、油圧システムの膨張タンク内では、常に最適な充填レベルが維持されていなければなりません。Balluff の静電容量センサ BCS はここで、直接接触することなく容器の壁越しに、あるいはアダプタを使用して、最高レベルと最低レベルを検出します。オイル槽の中に漏れセンサとして取り付けられ、オイルの損失がある場合には確実に通知します。
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