ツールマネジメント

最近の生産・組立設備では、異なる周波数帯のRFIDシステムが混在して稼働することが多くなっています。低周波システム（LF）は、特に金属環境での堅牢性と信頼性に優れていますが、高周波システム（HF）は、高速性と読み取り/書き込み距離の長さがポイントです。

評価機「BIS V」では、周波数に依存しないコントローラーを初めて採用しました。評価ユニット1台につき、最大4台のHF（13.56MHz）およびLF（70～455kHz）のリード/ライトヘッドを同時に動作させることができます。つまり、マテリアルフロー全体をシームレスかつ自動的にトレースし、コントロールできるようにするには、1つのバリアントで十分なのです。

70/455kHzと13.56MHzの周波数帯に対応したハイブリッド型のリード/ライトヘッドが、新たな次元を切り拓きます。これでもう、低域と高域のどちらかを選ぶ必要はありません。なぜなら、このリード/ライトヘッドでは、両方の周波数を同時に操作するからです。周波数に依存しない評価ユニット「BIS V」に接続するだけです。そのために、2つの読み取りヘッドの入力を占有するだけで、これまで以上に柔軟な対応が可能です。