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製品ニュース

12.09.2023

ワークのクランプ状態を直接監視する超音波クランプ位置センサ

金属加工業界のクランプ監視に新たなマイルストーン

位置決めや距離測定、固体や粉体、液体などの検出など、バルーフの超音波センサは高い精度を誇るオールラウンダーです。ここに、ショートストロークの油圧シリンダを直接監視する、革新的な媒体接触式の超音波クランプ位置センサ BFDが加わりました。

これはワークランプの高い信頼性と経済的なソリューションであり、金属加工業界におけるクランプ監視の新たなマイルストーンとなります。

生産性向上の要求に直接応えるソリューション

従来のワーククランプ監視のソリューションは、作動油の堆積流量を測るか、ピストンの終端位置を監視する間接的な方法しかありませんでした。しかし、これらのソリューションは、柔軟性に欠け、高価にも関わらず信頼性も十分とは言えません。さらに、従来のソリューションでは、クランプ状態とクランプの移動量を等しく検出・監視することはできませんでした。そのため、特に経済的ではないだけでなく、増加する装置の安全性向上の要求に応えることはできませんでした。

監視用センサ搭載のスイングクランプ

BFDは超音波を作動油に伝搬させることで、ワーククランプのプロセスを直接、継続的かつ高速で監視します。これにより、クランプ状態に関する信頼性高い情報を得ることができ、オイル供給の障害や鋳造の不良、輪郭の誤差、位置ずれ、ワークの変形など、重大な偏差を早期に検出することができます。クランププロセス全体を監視することで、油圧ユニットの圧力変動やスイベル機構の障害、シールの不良などを事前に察知でき、対策を講じることができます。

つまり、バルーフは新しい超音波クランプ位置センサ BFDでお客様のニーズと期待に直接応えます。革新的でありながら、スタンダードとなる可能性を秘めたソリューションです。

簡単な取付けとスケーラブルな活用

小さな形状、必要に応じて設定できる標準規格のインタフェース、継続的な補正機能により、センサを簡単かつ柔軟に取付けでき、様々な媒体へプラグ&プレイで使用できます。バルーフの汎用的なシステムコンポーネントと一緒に使用することで、非常に経済的で完璧なソリューションが実現できます。

関連する追加の情報はIO-Link経由で提供されます。この情報により、油圧システムへの空気やゴミの侵入などによる媒体への危機的変化を検出することができます。

「ショートストロークの油圧シリンダのクランププロセス全体を直接かつ継続的に監視し、さらにシステムの状態も監視することで、常にすべてを把握することができます。これにより、装置の安全性が向上し、装置のダウンタイムを削減することができます。」

Christian Seyfried, Product Manager - Product Cluster Process Sensors

高精度

すべてのストロークにわたってピストン位置を正確かつ継続的に測定

堅牢なデザイン

保護構造IP67と最大35 MPaの耐圧性能

多機能なインターフェース

IO-Linkまたはアナログ電流/電圧出力(切り替え可能)により、ほぼすべてのシステムアーキテクチャへ柔軟に統合

状態監視

追加情報でセンサと油圧システムを監視(信号品質、デバイス状態など)

自動補正

作動油の品質や組成の変化に対応

特徴

コンパクトなデザインと、標準化されたシステムコンポーネント、インタフェースによる経済的な統合
IO-Linkやアナログ信号、2 x デジタル信号から信号タイプを柔軟に選択可能
0 ～ 80 mmの測定範囲全体で高度な測定性能: ±50 μmの優れた繰返し精度、±250 μmのリニアリティ、分解能: IO-Link 1 μm/アナログ 12 bit、測定周期: IO-Link 500 Hz/アナログ 1,000Hz
最大35 MPaの耐圧性能
保護等級IP67、周囲温度範囲: 0～85 °C
作動油の種類、組成、品質に合わせた継続的な補正機能
状態監視のための追加データを提供するファームウェア機能

BFD0002

超音波位置センサ M12

BFD0001

超音波位置センサ M8

BFD0003

超音波クランプ位置センサ