製品紹介
組込み型ビジョンソリューション
インテリジェントな視覚機能を完全に統合
設置スペースが小さい、デバイス内でインテリジェンスな革新的な画像処理ソリューションを必要とする特殊なタスクなど、組込み型ビジョンソリューションへの注目はますます高まっています。バルーフのポートフォリオに含まれる対応カメラモジュールは、柔軟性、画質、性能と低コストを兼ね備え、モジュール式構築キットの一部となっています。
アプリケーションの分野や要件に応じて、さまざまなプロセッサプラットフォームやインターフェースを用意しています。バルーフのモジュール式カメラアーキテクチャに基づけば、お客様の組込みプラットフォームに最適なカメラモジュールが必ず見つかります。
利点
組込み型ビジョンソリューションへの注目はますます高まっていますが、それには理由があります。バルーフの組込み型ビジョンカメラモジュールは、柔軟性、画質、性能を低コストで提供し、当社のモジュール式カメラシステムの一部となっています。
-
省スペース
バルーフの組込み型ビジョンカメラはコンパクトかつ軽量で、従来のPCに統合した産業用カメラソリューションと比較して最大70%の小型化が可能です。 -
最適な AI プラットフォーム
当社の AI に最適化されたハードウェアとソフトウェアにより、スケーラブルで将来性のある組込みプラットフォームが実現します。 -
低エネルギー消費
エネルギー効率の高い最適化されたハードウェアにより、従来のソリューションと比較して最大60%のエネルギーを節約できます。 -
コスト削減
最適なコンポーネントの選択により、コストを削減します。
コンセプト
ビジョンソリューションのすべてのプロジェクトフェーズにおいて、包括的なサービスと幅広いポートフォリオでお客様をサポートします。拘束力のないアドバイスから、実現可能性の検討、プロトタイプ、すべての統合段階のサポートまで：私たちは、ライフサイクル全体を通してお客様のプロジェクトをサポートします。
カメラモジュールだけでなく、ケーブルやキャリアボード、完全に組み上げられテストされたシステムまで、必要なコンポーネントをすべて取り揃えています。オペレーティング・システム、ファームウェア、ソフトウェア・モジュールは、ハードウェアを補完し、お客様固有の要件に適合したカスタム・フィットのソリューションを実現します。
プロセッサー・アーキテクチャ（x86、ARM（NVIDIA））、オペレーティング・システム（Linux、Windowsなど）、カメラ・インターフェース（PCI Express、USB）、通信インターフェース（TCP、UDP、Rest-API、MQTT、Profinet、Ethernet-IP、IO-Linkなど）、ファームウェア（SDK、Embedded Linux、Solution Frameworkなど）を幅広くカバーしています。
インターフェース
当社の組込みビジョンカメラは、USBおよびPCI Expressインターフェースで提供しています。
USB
USB3.0では、カメラとCPU間が長距離の組込みシステムを実現できます。USB3 Vision規格は、デバイスの検出、設定、データストリーミング、イベント処理を制御します。
PCIエクスプレス
PCI Expressは、1接続あたり最大16レーンのポイント・ツー・ポイント接続です。このインターフェースは、使用するプラットフォームに関係なく、高解像度とフレームレートの要求の厳しい組み込みビジョン・アプリケーションに適しています。
PCI Express伝送には2つの選択肢があります：
まず、N4e PCIe-Embedded Interfaceは、最大4レーンのPCIe Gen.2とさまざまなIO機能を1つの70ピン基板対基板コネクタで提供します。一方、OCuLinkケーブル(Optical-Copper Link)を使用することで、組み込みシステムにおいて特に長距離をブリッジすることができます。
当社のモジュラーシステム
バルーフのモジュラーカメラコンセプトに基づき、組込み用ビジョンカメラモジュール用の幅広いモジュラーシステムも提供しています。システムとの接続には、様々な機械部品だけでなく、完全なハウジングも選択できます。多数のオプションは、カメラコンフィギュレーターで直接組み合わせることができます。
また、OEMプロジェクトでは、個別の構成やカスタマイズから特殊な開発まで対応します。特に後者の場合、当社のカメラ・コンストラクション・キットは、開発期間を短縮し、市場投入までの時間を最小限に抑えるための理想的な基礎となります。
当社のプロセッサ・アーキテクチャ
エンベデッドビジョンアプリケーション用のプロセッサボードは、主にx86またはArm（NVIDIAを含む）ベースのプロセッサアーキテクチャを使用しています。X86プロセッサ・アーキテクチャは主に産業用画像処理で使用され、Armベースのアーキテクチャは特にモバイル・アプリケーションで使用されています。x86アーキテクチャをサポートすることで、マシンビジョンにおいても組み込みシステムへの切り替えが容易になり、省スペースとパフォーマンスの面でまったく新しい可能性が開けます。
異なるプラットフォームは、弊社のImpact Acquire SDKプログラミングインターフェースによってサポートされています。GenICam GenTL Producerは、既存の開発との互換性を保証し、異なるハードウェアプラットフォーム間のスムーズな切り替えを保証します。アダプターボードやプラグインカードは、それぞれのコンピュータプラットフォームに対応しています。
製品
USB(USB2.0、USB3 Vision)またはPCI Expressインターフェースの組込みビジョンカメラを提供しています。
お客様の強力なパートナー
豊富な経験とお客様のアプリケーションと要件を理解することで、最適な組込みビジョンソリューションのすべてのコンポーネントについてアドバイスいたします。光学、センサ、カメラ、プロセッサの各分野のエキスパートが、お客様のプロジェクトを包括的にサポートします。 さらに、個別かつ対話型のワークショップやトレーニングコースもご用意しています。
ご要望に応じて、より複雑な問題に対する実現可能性の検討も実施します：その際、すべての境界条件を詳細に検討し、意思決定のための最適な基礎となる可能性のある解決策を評価します。
当社のポートフォリオやモジュール式カメラシステムでお探しのソリューションが見つからない場合は、当社の製品を適合させたり、まったく新しいソリューションを開発することも可能です。詳しくは、カスタムデザインとエンジニアリングをご覧ください。