ドライブ技術
エネルギー効率の向上 - 品質の向上
Balluff は、様々なテクノロジーを採用したセンサおよびエンコーダから成る幅広い製品ラインナップをご用意しています。それらは電気式、油圧式、空圧式のドライブ技術に対する最新の要件に合わせて特別に調整されています。
これにより、フレキシブルに使用可能な幅広い製品ラインナップからお選びいただけます。
もちろんご要望に応じて、また、お客様固有の要件に応じて、カスタム仕様のソリューションを設計し、個別に構築することもできます。
主要な利点概要:
- 機械・装置のエネルギー効率の向上
- 機械の動作・運動の制御
リニア/回転ドライブへの統合のため: コンパクトな高精度技術
ドライブを可能な限りコンパクトにするには、センサシステムソリューションを組み込むことが不可欠です。リニア/回転ドライブに直接組み込むには、これまでにない小型構造の磁気リニア/ロータリーエンコーダシステム BML が最適です。
このエンコーダシステムは 1 つのセンサと 1 つの磁気測定スケールで構成され、このスケールは Permagnet 技術により、絶対的に均一な磁場を有しています。その磁場が高い機能信頼性を保証し、ヒステリシスを低減し、リニアリティ偏差を最小限に抑えます。
センサは 5 mm 以下のクリアランスを維持しながらコーディングされた測定スケール上を移動し、完全に非接触で動作します。その際、位置信号はアブソリュート方式または増分方式で出力されます。
測定スケールには、リニア作動用のテープ式のものと、回転動作用のリングあるいはディスク形状のものをご用意しています。
さらなる柔軟性のために、多様なインタフェース(SSI、BISS-C、SIN/COS、ABZ、IO-Link)からの選択が可能です。
リニアダイレクトドライブ用のフィードバックシステム: 高精度かつ優れた動的性能により、高いエネルギー効率と駆動品質を実現
高精度かつ優れた動的性能を備えた Balluff のエンコーダシステム BML は、高いエネルギー効率と駆動品質を実現します。それにより、このリアルタイム対応の測定システムは、非常に動的な性能が求められるアプリケーションで移動速度が 10 m/s であったとしても、最高の制御品質のために最高のエネルギー効率で最適な位置フィードバックを提供します。また、1 µm の分解能は最大 ± 7 µm の精度に達します。
トルクモータの位置フィードバック: 大型中空シャフト向けのフラットな構造
ダイナミックで高速かつ高精度の移動や位置決めタスクには、磁気ロータリーエンコーダシステム BML 搭載のトルクモータが最適です。
サーボ使用により、正確な位置フィードバックを提供します。これは、位置決め精度、エネルギー効率、耐用年数、アプリケーション全体のデザインの決め手になります。センサヘッドが小さく、内径の大きいコードディスクがフラットになっているため、Permagnet コーディングされたシステムをトルクモータに完璧に組み込むことができます。
最適な制御品質:高精度の測定結果
一定の高い位置決め精度:遊びやヒステリシスがない
フラットなドライブ:フラットなコードディスク
SIN/COS および ABZ インタフェース搭載
終端位置と個別位置の検出: 最適なソリューションのための小型センサの豊富な製品ラインナップ
終端位置と基準位置を検出するため、様々な技術を採用したバイナリセンサにより、信頼のおける位置検出を簡単に確実に行うことが可能です。この小型センサのシリーズは軽量で省スペースなので、狭い場所や可動アクチュエータおよび可動軸で使用するのに適しています。例えばグリッパ、ポータルローダー、ピック&プレースのアプリケーションにおいては、軽量化が設備のエネルギー効率を高めます。
機械および設備のあらゆる箇所で回転数を検出します。例えば、包装機の駆動部や各種シャフトで直接検出します。回転数の測定や回転方向と停止状態の検出のために、お客様の要件に合ったソリューションをご提供します。簡単な検出には 1 つの標準型近接センサで間に合うことが多く、同時に回転方向を検出する場合は 2 つの標準型近接センサが使用されることがあります。
回転数が高い場合や正確な回転数特定の場合など、要求度の高い使用には、磁気コーディングされたリング付きの角度測定システムが最適です。
モータスピンドルのクランププロセスのデジタル化: ツールクランプストロークの監視
センサがモータスピンドルに組み込まれているインテリジェントなドライブ/クランプソリューションは、工作機械におけるイノベーションを促進するものとして成長し続けています。迅速で円滑なツール交換に必要なセンサは、ますます小型化され、よりインテリジェントになったバリエーションで提供されています。これらはクランプ技術にうまく組み込むことができ、電気式、油圧式、空圧式のいずれで作動するものにも対応します。Balluff のセンサとエンコーダシステムにより、モータスピンドルで直接、ツールのクランプおよび開放プロセスを監視できます。
圧力センサを賢く組み合わせての使用、または、様々なテクノロジーをベースにした多様な冗長型エンコーダシステムの使用により、システム全体の信頼性レベルの向上を実現できます。
IO-Link によるモータスピンドルのデジタル化
新しい IO-Link センサ/測定システムにより、モータスピンドルのクランプ技術をコントローラやデジタルネットワークに簡単に組み込み、モータスピンドルをデジタル化することができます。これはオープンな IO-Link 規格によって可能となっています。この規格は、センサ/アクチュエータレベルから産業用モノのインターネット(IIoT)のインフラへのフィールドバスに依存しない通信を可能にするものです。
先進的な IO-Link テクノロジーがモータスピンドルをインテリジェントにし、デジタル化と IIoT に適合させます。