搬送システム用の完全な識別ソリューション

製品品質の向上、プロセスの最適化

オートメーションでのパーツトラッキングに関しては、RFID システムに代わるものはありません。この自己制御式のシステムはすべてのデータをリアルタイムで検出し、記録するからです。このシステムは個別の生産ステップ、使用される各素材や資材を追跡できるので、プロセスが進行中であってもすぐに修正作業に入ることができます。このような包括的な透明性により RFID はプロセス最適化のための前提条件を作り出し、同時に高い製品品質を保証します。

Balluff の堅牢な RFID プロセッサ BIS V は、高速のデータ伝送、短いサイクルタイム、そしてあらゆるアプリケーションでの高いデータ安全性を実現します。その結果、様々な RFID 技術での LF、HF、UHF の混合運転が可能になります。そのため、どのような課題に対処する場合にも、1 つのタイプの RFID プロセッサがあれば十分です。産業に依存しないアプリケーション用に、この高性能のシステムには完璧な電磁両立性と、さらに世界中で一般に使用されているあらゆるバスシステムが用意されています。

BIS V は 4 つのポートを備えており、これらは別々にパラメータ設定が可能で、最大 4 個のアンテナ（リード/ライトヘッド）の同時作動を行うことができます。さらに、組込み型 IO-Link マスタポートには IO-Link 対応のセンサやアクチュエータ、あるいは最大 16 個のセンサを取り付けたセンサハブを接続することができます。これにより、どのネットワーク技術においても最も簡単な方法でセンサデータをひとつにまとめることができます。その結果、ネットワーク構造が合理化され、時間とコストを節約できます。

この他に IO-Link 識別システムも使用可能です。センサと同様、簡単に IO-Link マスタに接続でき、RFID プロセッサは必要ありません。特に強調すべきは、IO-Link によりパーツトラッキングを極めて経済的に行える点です。